なぜ更年期障害で脇汗がひどくなるんだろう?
女性の更年期障害の症状と言えば、
気分が落ちこむ・イライラする・ほてり・冷え
など様々ですが、
急に脇汗がひどくなってしまう方がいます。
なぜ更年期障害で脇汗がひどくなるんでしょうか?
まず、更年期障害というのは、
卵巣の機能が衰えてきて、
女性ホルモンの分泌が減ることにより、
ホルモンバランスが乱れ、
身体面・精神面での不調が出てくる症状です。
ホルモンバランスの乱れが、
自律神経の乱れにつながります。
自律神経は汗の量をコントロールしていますので、
ここが乱れてしまうと、
多汗の原因となってしまいます。
更年期障害の汗は、
顔や脇など、上半身に集中します。
更年期の汗は臭いやすい
更年期障害の場合、
汗が増えるだけでなく、
臭いが気になっているという方が多いです。
なぜ更年期の汗が臭いやすいのかというと、
汗腺の機能が衰えているからです。
汗は血液から作られていますが、
汗腺が活発に働いていれば、
体に必要なミネラルなどの成分は血液に戻し、
ほぼ水分となった状態で汗を出します。
しかし、汗腺の機能が衰えていると、
ミネラルなどの成分を血液に戻すことができず、
汗と一緒に排出してしまいます。
その中には、
アンモニアなどの臭いの原因となる物質が含まれて
しまいますので、
ベタベタしていて臭いが気になってしまうんです。
対策法は?
●バランスの良い食事をする
動物性たんぱく質が多い、
野菜不足といったバランスの悪い食事は、
汗に「臭いのもと」が混ざりやすくなり、
体臭を強くしてしまいます。
健康の為にも体臭予防の為にも、
食事には気を使いましょう。
●適度な運動
運動をすることで自律神経のバランスが整うので、
更年期の症状緩和につながります。
ストレス解消や生活習慣病の予防、
筋力低下の予防にもなりますので、
無理のない範囲で、
まずはウォーキングから始めてみるのはいかかでしょうか?
また、運動して汗をかく習慣をつけると、
汗腺の活動が活発になり、
臭いにくいサラサラした汗をかけるようになりますよ。